自分の可能性を無限に広げるために         ~夢、成功、自由、豊かさ・・・望むものすべて手に入る!~

自分の人生の「核」となるもの

マスターシステム(人生の判断基準)を構成する基本要素の1つであり、

すべての価値観をコントロールする「信念」の影響力について考えてきた。

信念は、私たちが物事をどのように評価し、感じ、行動するべきか教えてくれる。

ところが、人生の質に別のレベルで影響を及ぼす、

別のレベルの信念が存在する。

例、

特定の友だちについて、

「あいつはこういう人間だ」と思うところがあれば、

彼の取る行動についてどう考え、

どう思うかに強い影響を与えるだろう。

そして、彼がどんな行動を取ろうと、

「彼はこういう人間だ」という自分の考えに関連づけて受け取るはずだ。

もし、友人は愛情深い人だと「知っている」なら、

彼が起こっているように見える時も、

「何か理由があるのだろう」と考えて、

彼の人柄を疑うことはないだろう。

「あいつは愛情深い」という考えは、

彼とのやりとりのすべてを導いていくのだ。

だが、相手が知らない人となると、そうはいかない。

つまり、「あの人は愛情深い」というのは、

親しい友人との関係においてしか影響を持たない信念ということになる。

一方、人生全体により深く影響を及ぼす包括的な信念がある。

たとえば、いわゆる「人間とは、どういうものか」についての信念は、

友人との付き合い方だけにとどまらず、

あなたが出会うすべての人にどう対応するかに影響する。

それだけではない。

自身の職業選択、信頼度、結婚など、

様々な側面で多大な影響を及ぼすだろう。

たとえば、「欠乏」と「豊かさ」に関する信念は、

あなたのストレスレベルや、

自分の時間、お金、エネルギー、精神に

どれだけ余裕を感じられるかを左右する。

もし、この世界は資源が乏しい

(限られたお金、限られた時間、限られた愛しかない)と信じていたら、

「いつも何かが足りない」という不安と暮らすことになる。

そして、このストレスが、あんたの隣人、同僚、自分の経済力、

様々なチャンスに対する考え方にも影響するだろう。

なにが言いたいのかというと、

「自意識(アイデンティティ)」がすべての鍵を握っている

さらに強力な考え方は、私たちの

「ものの見方」を決定する最後のフィルターの働きかたをする

「核」となる信念である。

この信念が自分の人生の行方を、絶えず、そして直接的にコントロールしている。

それは、あなたのアイデンティティ(自意識)に関わる信念である。

自分にできること、

できないこと、

可能なこと、

不可能なことー

その判断が自分の”本当の能力”に基づいて下されることは少ない。

むしろそれを判断するのは、

自分は「どういう人間か」という信念である。

実際、何かことを始めるにあたって、

「そんなことは”考える”ことさえ無理」と思ってしまう時、

あなたが誰かに返す言葉はこんな感じだろう。

「そんなこと、絶対にできない」

「そんなことするタイプじゃないから」

そう、自分のアイデンティティの壁にぶつかってしまうわけだ。

もちろん、それがすべて悪いというわけではない。

「自分には人を殺められない」というのは、とても大切だ。

また、「自分は人の弱みにつけこむことなんて、できない」というのも、

立派な心掛けだ。

”自分の住む世界”を決めるもの

そもそもアイデンティティとは何かと言えば、

自分の個性、他の人とは違う自分独自のものーよい人か、悪い人か、どちらでもない人かー

を明確にするために使う信念のことである。

そして、「自分はこういう人間だ」という確信によって、

自分の住む世界の境界線が設定される。

たとえば、

自分が社交的で、すごい人間だと確信している場合、

あなたはそのアイデンティティにマッチする行動を取ろうとするだろう。

自分自身を「弱虫」と見るか、

「乱暴者」と見るか、

「派手」と見るか、

「地味」と見るかで、

自分の能力が存分に発揮できるか否かが決まる。

「君たちには、素晴らしい才能がある」と

教師に言われた生徒たちの成績は上がるという。

それくらい、人生において大きな影響を与える。

アイデンティティ。自意識。

「ピグマリオン効果」を知っているだろう。

多くの研究で明らかになっているのだが、

生徒の成績は、

教師がその生徒の能力を

どれだけ高く見積もっているかに大きく左右される。

こんな実験がなされたことがある。

あるクラスの担任の教師に、

「君のクラスにいる一人の生徒は非常に才能があるので、

やる気を起こさせ、

才能を伸ばすようにしてほしい」と頼んだ。

その結果、その生徒はクラスで1番になった。

この実験のポイントは、

実際にはその生徒の知的レベルは高くなかったことである。

それでも(教師の「間違った信念」によって植え付けられた)

「自分は他の生徒よりも優秀だ」という本人の確信によって、

その生徒は優秀な成績を収めることができたのである。

これは、なにも教師と生徒の関係に限ったことではない。

他人があなたをどういう人だと思っているかによって、

他人のあんたに対する反応は変わる。

それは、本当のあなたとは全く関係がないことも多い。

たとえば、ある人はあなたのことを悪党だと思っている。

たとえばあなたが正直者で、

正しいことをしたとしても、

相手は「あいつの行動には、きっと裏があるはずだ」と考えるだろう。

そして、自分にとって大切な人のアイデンティティに対して、

自分が恐ろしいほどの影響力を持っていることを忘れてはならない。

この力を使って、

”落ちこぼれ”と思われていた子どもたちに大きな影響を与えた、

教育者もいる。

子どもたちだけに限らず、

自分のアイデンティティが周りへの影響を与えるのであれば、

自分の周りの人を良くするも、悪くするも自分のアイデンティティ次第。

特に深く関わる人には、その効果は大きく表れるということを、

肝に銘じること。

「運命は自分の力で動かせる」

「自分たちは地球上の誰にも劣らない能力を持っている」と

信じさせたのだ。